タイトルの重要性について考えてみた ～映画Crazy Rich Asiansを観てきて～
最近よく映画を観ます。
もともと映画は好きですが、ここ何年かは連続ドラマにはまっておりまして、映画からは遠ざかっておりました。
ドラマは何話も続いてくれるっていう安心感と、さあ次回どうなる！？っていう引きと（とは言え、最近あまり引きを重視するドラマってないなあ、気のせい？）長くても１時間くらいで終えられるのが良いと思っています。
まあ何話も続けて観たら別ですが、映画って２時間位拘束されるじゃないですか。何かちょっとしんどいな、って思っている時期がありまして。
でもやっぱり、映画っていいなあ、しかも映画館で観るのって特別だなって思うようになってきました。
映画は２時間で人の人生が凝縮されている感あるし、長時間飽きさせないようにするのってすごいですよね。大画面、大音量の迫力は家では無理だし。最近時間に余裕ができてきたので、観たいなって思う映画はなるべく観るようにします。
…前置きはさておき。
まず、タイトルについてもの申してもよろしいでしょうか？
何で邦題って変にタイトル変えるん？
原題は Crazy Rich Asians だよ？Asiansどこ行ったの？長くなったから消したわけでもないよね？
わたくしツイッターをやっておりますが、ちょうど公開前後でこれについて話題になっているのは見かけました。
それに関して、別に日本人はアジア人である事を恥じているのではないか～、や、何か差別、偏見っぽい～と言われており、私はそこまでは思いませんでしたが、やはり変な感じはします。原題全部入れても長すぎるタイトルじゃないし。
この映画の一番大事な所は、ハリウッド映画でありながら、メインがアジア系のみで配役され、そして大ヒットしているという事なんです。Wiki張っておきます。
それがクレイジー・リッチて。
クレイジー？
リッチ？
両方形容詞じゃないか。意味が分からないし、何も伝わってこない。
同じ事を最近思ったのはリース・ウィザースプーン主演のキューティー・ブロンドですね。
原題はLegally Blond。Legallyは法律的に、って意味の副詞です。この映画のテーマは、世間のブロンド女性のイメージそのもののエル（ブロンド女性＝知性がない）が、彼氏に振られた事をきっかけにロースクールに入って、周りに馬鹿にされながらも奮闘し、持ち前のキュートさと明るさを武器に法律家になるという、つまり相反する２つの対比と共存では？
邦題のキューティー・ブロンドではテーマが見えない。伝わってこない。
かと言って、Legally Blondをいい感じに訳す事もできそうにないな。
ごめんなさい、文句言うだけ言っておいて。
ではクレイジー・リッチの感想を。
お話は王道の貧富の差のあるもの同士の恋、家族の反対、ライバル達の漫画っぽい嫌がらせ。脇役がテンションたか過ぎるコメディアンとコメディエンヌな感じ、ちょっと華流ドラマ見ているようなノリでした。
貧富の差恋物語で違うところと言ったら、主人公のレイチェルは彼氏のニックの家が桁外れの金持ちって知らなかったという点ですかね。故郷に連れていかれる、飛行機の中で、「え、待って、あなたの家って、お金持ち…？」となる。よくある、私と彼は身分が違うの、でも惹かれちゃう、とは違います。
ストーリーについてはふれませんが、安心して楽しみながら観れる映画でした。レイチェルはキュートで応援したくなるし、脇を固めるキャラクター達は個性的で楽しいし。
一つ言わせて頂くと、ニック（彼氏）が今一つ頼りなかったです。
庶民のレイチェルが周りにいびられまくるのは目に見えていたのに、彼、レイチェルを守るガードマンには全くなっておりませんでした。その後の展開も分かりきっていそうなものの、まったくもって動かない彼。何？君の頭の中はお花畑なの？と言いたくなりました。
でも彼はおおらかな性格なのだろうし、あまり先回りして動いてくれても話が展開しないので、あまり突っ込んではいけません。
話の作りがレイチェル目線なので、私もどっぷり彼女の気持ちになって映画を観ていました。誰と生きるかで時に人生が全く変わる事がある。仕事も自己実現も何もか私は考えて考えて考えまくって、しまいには何も考えていないんじゃないかってくらい考えています。でもレイチェルはニューヨークにいた方が幸せだよね。彼女にはあの広いようで狭い世界は合わない気がする。ニックのママンはちょいちょい嫌がらせかましてくるだろうし。
後は、サービスシーンなのか、やたらと男性陣が上半身脱ぐシーンが多かったです。めちゃくちゃマッチョで良き筋肉でしたよ。筋肉好きの方は、是非。
あんなクレイジーなパーリイはできないけど、シンガポール行きたくなっちゃいました。ご飯おいしそうだし、夜景きれいだし、マーライオン見たいし。
シンガポール、行きたいなー。
ではまた～。次は何の映画観ようかな？
読んでいただいてありがとうございました。
